福と出会うまで:最終話

祝日前夜、明日のやる事を決めようとむーやんと話しながらネット検索していた矢先、ペットショップにいるトライカラーのキャバリアを見つけました。

立ちポーズ。ちょっとやぶにらみ気味の視線。小柄な体(当時4ヶ月弱で1.2kg)。
そばには、体と変わらない大きさの、オモロい顔したおもちゃが転がっていました。

しかし少し遠い所にお店があることと、体が小さすぎるのが気になったので、一度電話をしてから行くかどうか決めよう、ということになりました。

次の日、ペットショップに問い合わせました。
体が小さいのは未熟児で生まれたためでした。でも健康ですよ、と。
「行ってみようよ」というむーやんの後押しもあり、午後からペットショップへ出かけました。


そのコはリラックスしている雰囲気で、毛布をがじがじ噛んでいました。
私達が近づいても、一応気にとめはするのですが大した興味は持たなかったようで、バックヤードで行き来する店員のお姉さんばかりを意識し、通り過ぎるたびにぴょんぴょん飛び跳ねていました。

「元気そうなコだなあ」

このコに抱いた第一印象でした。

しばらく目の前で悩んでいましたが、一度出してもらう事にしました。
店員さんがバックヤードに入り、そのコが入ったケースの扉を開きます。そのコはとびつかんばかりの暴れよう。片手でさっと持ち上げられ、店内に連れてこられました。
そして床におろされました。(歩き方や走り方も見せるためだと思います)

私達と店員さんの間には、2メートル位の距離があったのですが、おろされた途端
なんと、一目散にコチラに向かって走ってきてくれたのです!
おまけに、うれションまでしました。(でもしっぽはin)
※今思えば、興奮すると状況関係なく出るんだった

二人の間を行ったり来たりしてはしゃぎ回るキャバちゃん。

しばらくそのコと遊んでいました。
確かにちっちゃい。でも、それ以外の気になる点はない。

もし、前回みたいな事がなければ、その日は話を聞くだけで帰ったと思います。
しかし、一歩引いてしまって後悔する、という事は、もう繰り返したくありませんでした。
短い間で、そのコとウマが合いそうか、この先の責任を引き受けれるか、経済的余裕は?などなど、自分なりに考えました。むーやんとも目配せしながら検討しました。
そして、二人とも納得しました(したよね?)。

「このコを連れて帰ります!」(きゃー)
と言いました。

その後オーナーが来て、そのコに関するいくつかの問題点を上げました。

聞いて納得し、手続きを始めました。
「本日連れていかれますか?」と聞く店員さん。
(つうか当日連れて帰れるとは思ってなかった)
「はい」と答えるプーさんとむーやん。

丁度ごはんの時間だったらしく、バックヤードでは犬達のワイワイにぎわう声が聞こえはじめました。
かわいそうですがごはんはおあずけ(車中で吐く恐れがあるため)。いきなり家族が決まったため、そのコのごはんはすでに作った後だったのでしょう。裏からおばあちゃんが出て来て(家族経営かな?)うちに着いてからすぐ食べられるよう、ふやかしたドッグフードをもたせてくれました。

基本的な飼い方などを教えてもらい、いよいようちへ出発です。
段ボールの箱に、今まで使っていた毛布と、あのおもちゃをつめてもらいました。
最後にそのコは、店員の女の子達に声をかけてもらっていました。
かわいがってもらっていたんだな、と思いました。
私もがんばらねば。

気がつくと、ドアが開けっ放しになっていたバックヤードにいた犬全員が、
驚いた事に、そのコの方を向いているではありませんか。
いつの間にか、鳴き声もやんでいました。
犬も、お別れだ、ということが分かるのだろうか?
そのコも、犬達の方を見ていました。
そして、箱につめられ、上フタをされました。
感動的なお別れシーンでした。(大げさ)

こうしてそのコは「福(フク)」と名付けられ、うちの家族になりました。

到着したばかりの福

一番小さいトイレシートが大きく見えた


やぶにらみ福
(今も時々する)

※携帯撮影のため、画像が粗いです

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