福と出会うまで:5

犬を飼うという事で今は頭がいっぱいになっている。少し頭を冷やそう。そもそも絶対今飼わなければいけないわけではないじゃない、落ち着いて最初から考えてみよう…。

そんな風に思いはじめていたある日、
むーやんが、ペットショップのネット検索で生後4ヶ月経ったトライカラーのキャバリアを見つけました。(福ではありません)
カラーは別に何でもいい、と思ってはいたものの、猫では白黒のぶち猫と三毛猫が好きなプーさん、少し黒が多めな配色の犬に興味を持ちました。

「明日プーさん時間あるなら、見るだけでもいいから行ってみたら?」
明日は、私は仕事休みでした。(むーやんは仕事)
そうだな、行くだけ行ってみるか。
次の日、ペットショップに向かいました。


黒い色が多めなトライのキャバちゃんは、いました。
ちょっとおとなしい感じのコでした。
幸い外置きのゲージにいたため、顔も近くで見る事ができました。
そばに行くと、控えめな感じでしっぽをふり、鼻を近づけてきました。
周りの犬たちが元気いっぱいにはしゃぎ、吠えまくる中、そのコだけは吠えず、ただしっぽをふって、じっとコチラを見つめていました。

このコなら、上手くやっていけるかも。

ただ、ひとつ気になったのは、そのコが咳をしていたことでした。
多分風邪だろう、と簡単に考えていたのですが、帰ってから気になってきて調べると犬の咳には重大な病気の場合もある、というところに気持ちがひっかかる。
ひどい病気だったらまず治療をするはずだから、多分大した病気ではないだろう、と思ってはいるものの、やっぱり気になったプーさん、2日後、再度お店に向かいました。

店員さんにこのコをだっこしたい、と言うと、店員さん自ら「あのコですが、今ちょっと風邪を引いているんですよ」と教えてくれました。それを聞いて少し安心したものの、「風邪を引いて一ヶ月以上経っている」と聞いて、また揺れる。
しかし、かわいいことには変わりなく、衝動でいきそうな浮き立つ気持ちを抑え、その日はこれで帰りました。

夜、むーやんに報告。
むーやんは、ぷーさんが相性合いそうと思えるなら良いんじゃない?とのこと。
しかし、やはり実際に見てもらい、二人で決めたいなぁという気持ちがあったので、
週末、二人で来店することにしたのです。

しかし、週末が来る前に、
そのコに新しい家族が決まりました。

そのコに家族が決まって良かったじゃん。とむーやんは言いました。
これが本来持つべき気持ちだと思います。
でも、プーさんの気持ちはいやらしいものでした。
『あの時躊躇しなければ』
『咳なんて気にせず、週末迎えに行きます、と言ってれば』
後悔先に立たずってやつです。

これをきっかけに、「しばらく犬探しはやめよう」と思いはじめました。

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